救急科(救命救急センター)
Department of Emergency Medicine
科の特色・紹介
我々の救急診療体制は、院内のあらゆる診療科・職種の人々の協力を得ながら、患者の選別を行わず診療する、という理念に支えられています。救急科は救急外来初療に専従し、救命救急センターではありますが、重症患者に限定することなく、皆様の不安を少しでも払拭できることを目標にしています。
このような理念や目標は救急科単独で行えるものではなく、病院全体の連携が必要です。救急科はこの連携の核となり、救急外来初療や教育、各専門診療科との連携、地域の医療機関や大阪市消防局との連携を担っています。
対象疾患
緊急性のある病状はすべて救急科の対象疾患になります。
現在は平日の時間外や休日は、各専門診療科の協力により救急対応をおこなっています。そのため、十分対応できない病状がありますことをご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
診療実績
令和5年度
入院
延患者数 | 新入院患者数 | 1日平均患者数 | 平均在院日数 |
---|---|---|---|
382人 | 155人 | 1.0人 | 1.5日 |
外来
延患者数 | 新外来患者数 | 1日平均患者数 |
---|---|---|
10,191人 | 5,880人 | 42.1人 |
救急診療患者総数 15,126人(内訳:入院 4,927人 帰宅 9,996人 転院搬送 203人)
うち救急搬送患者数 9,654人(内訳:入院 3,556人 帰宅 5,923人 転院搬送 175人)
不応需数 14,260人 応需率 40.7%
不応需理由:救急外来受診者多数、重症患者対応中、受け入れ制限・対応医師の不在、対応困難な症例等
QI(Quality Indicator)-医療の質をはかる指標-
▶ 救急患者数
▶ 救急車受入件数
▶ 重症患者数
▶ 救急入院患者数
お知らせ
患者さんへのお願い
- 救急外来は患者さんの状態の緊急性の判断をおこなうことを目的としています。そのため緊急性がなければ後日一般外来を受診していただく必要があります。一般外来のような病状の原因精査はできかねることをあらかじめご承知ください。
- 救急外来の初期診療は救急医及び救急当番医が診療します。各専門診療科の医師が初期診療を対応してはおりません。そのため専門医による診察のご希望には添えかねますことをご承知ください。
- 入院の必要性は医師が判断します。患者さんの希望であっても医師が入院の必要性がないと判断すれば入院することはできません。
- 救急外来での診察は、受け付け順ではありません。医師・看護師によるトリアージによって判断します。救急車での来院や自力受診など受診方法は関係なく、来院後診察まで長時間お待ちいただく可能性があることをご承知ください。
- 当院では、医療機関の機能分化を積極的に推進する国の政策に則り、救急車で搬送された場合など当院が定める緊急かつやむを得ない場合を除き、診療時間内に医療機関から当院あての紹介状を持参せずに受診する患者さんを制限させていただくとともに「初診時選定療養費」として11,000円(税込)をご負担いただいております。「再診時選定療養費」として3,300円(税込)をご負担いただく場合があります。診療時間外や休診日に受診された場合においては、「時間外選定療養費」11,000円(税込)をご負担いただいております。
◇「初再診時選定療養費」について
詳しくはこちら »
◇「時間外選定療養費」について
詳しくはこちら »
◇診断書の作成について
病状が急変する場合があるため、受診日当日の診断書の作成は行っておりません。あらかじめご了承ください。
救命救急センター出入口(西側) ①救急車専用です |
||
---|---|---|
救命救急センター出入口(北玄関) ②救急・時間外出入口 |
地域の医療機関の先生方へ
- 令和5年度
紹介率 7.4% / 逆紹介率 170.7%
ご紹介依頼に対し、病診連携の中核として断わらない医療をめざします。医療連携課や当直医師の直接対応を通じて受け入れ態勢を整備し、より迅速に、幅広いご要望に応えるべく奮闘中です。