臨床検査科

当科について

科の特色・紹介

当科は2018年にISO 15189の認定を受けました。ISO 15189は臨床検査室の国際規格であり、検査が正しく行われるための仕組み(マネジメントシステム)と技術・能力が国際的な基準を満たしていることを証明するものです。当規格に準拠し、信頼される精度の高い検査結果を迅速に臨床へ提供できるよう努めています。

    <品質目標>
  • 国際規格を遵守し、迅速かつ正確な検査サービスを利用者に提供する
  • 最新の臨床検査を提供するため、継続的な教育や検査情報の収集に努める
  • 利用者のフィードバックをマネジメントレビューに反映させ、品質向上を図る
組織構成

臨床検査技師は、臨床検査科部の他に輸血部および病理診断科部に配属し、技師長1名、課長6名、係長15名を含む総勢63名の臨床検査技師と2名の看護師が活躍しています。

[臨床検査科部] 第一検体検査課(生化学的検査係、免疫学的検査係、血液学的検査係)
第二検体検査課(微生物学的検査係、一般検査係)
第一生理検査課(心肺機能検査係、神経生理検査係、採血・患者サービス係)
第二生理検査課(心血管超音波検査係、腹部超音波検査係、体表臓器超音波検査係)
[輸血部] 輸血管理課(輸血係)
[病理診断科部] 病理課(剖検係、病理組織係、細胞係)
臨床検査科部 技師長 佐藤信浩  
 第一検体検査課長  小林一三  第二検体検査課長   中川貴司
 第一生理検査課長  三原康弘  第二生理検査課長   土崎 真
輸血部 輸血管理課長 岡 一彦 病理診断科部 病理課長 内堀隆敏
チーム医療

刻々と変化する臨床要望に柔軟に対応するため、6つの診療支援チームを発足し積極的にチーム医療に参画できる体制の構築を目指しています。

①血管診療チーム ②超音波診断装置マネジメントチーム ③POCT管理チーム
④遺伝子検査チーム ⑤術中モニタリングチーム ⑥感染対策チーム

育成プログラム

新規採用者を対象に、2年間の初期研修ローテートを実施しています。限られた期間中に幅広い領域の臨床検査業務を経験することで知識を体得する能力、コミュニケーション力、ホスピタリティ力を高め、刻々と変化する医療環境に柔軟に対応できる医療人の育成に努めています。

認定資格

認定血液検査技師3名、認定骨髄検査技師1名、認定一般検査技師1名、緊急臨床検査士3名、二級臨床検査士23名、日本糖尿病療養指導士1名、認定輸血検査技師4名、細胞治療認定管理師2名、日本サイトメトリー技術者1名、認定臨床微生物検査技師2名、感染制御認定臨床微生物検査技師1名、超音波検査士(消化器7名、循環器6名、体表臓器4名、血管1名、健診1)名、認定心電図検査技師1名、JHRS認定心電図専門士2名、心電図検定一級1名、心電図検定二級2名、細胞検査士12名、国際細胞検査士4名、認定病理検査技師2名、電子顕微鏡一級技師1名、バイオインフォマティクス2名、遺伝子分析化学認定士1名、日本DMAT隊員1名、他

救援・救護活動

近年、赤十字の国際救援・国内救護の現場において、臨床検査の需要が増大しています。大阪赤十字病院が保有する国内型緊急対応ユニットでは、手術室や入院設備を備えた病院レベルの医療が提供されるようになり、臨床検査部門では超音波検査や各種検体検査に加えて、輸血関連検査も行っています。災害の現場においても良質な臨床検査データの提供と安全な輸血療法を実施するために、赤十字救護員として9名の技師が登録されています。

業務内容・診療実績

業務内容

日常業務の範囲は検体検査(血液学的検査、生化学的検査、免疫学的検査、微生物学的検査、一般検査)、生理検査(心電図、聴力、呼吸機能、超音波検査など)および採血業務に加え、乳腺外科外来の超音波検査や耳鼻咽喉科外来の聴力検査などを行っています。

臨床検査の精度について、日常の厳格な精度管理に加え日本医師会および日本臨床衛生検査技師会等の外部精度管理調査に毎年参加しています。また、大阪府臨床検査技師会臨床検査データ標準化事業やJANIS(厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業)にも参加しており、精度の維持と更なる向上に努めています。

全診療科における各種疾患の診断・治療方針の決定・治療効果の判定に有用な臨床検査データを、正確かつ迅速に医療現場に報告するよう努めています。

診療実績

令和2年度実績

  • 一般検査 101,173
  • 微生物学的検査 64,876
  • 生化学的検査 3,668,957
  • 免疫学的検査 194,835
  • 血液学的検査 663,600
  • 生理機能検査 39,492
  • 超音波検査 20,155
  • 輸血検査 21,161
  • 病理検査
  • 組織診 10,059
  • ブロック数 35,151
  • 術中組織診断 443
  • 細胞診 8,760
  • 剖検数 10
  • 剖検数 10
  • 院外検査件数 89,228件

残余検体について

お知らせ・その他

地域の先生方へ

当科はISO 15189の認定施設であり、今後も臨床検査精度の維持と向上に努めてまいります。また、医療・介護の需要が増大する2025年に向け多職種連携医療が推進される中、従来の慣習から脱却し、患者に寄り添い、積極的にチーム医療へ参画することで医療環境の変化に乗り遅れない技師の育成に取り組んでいます。