• 背景色の変更
  • 文字サイズの変更

脳神経内科

Department of Neurology

科の特色・紹介

初診の患者さんは、かかりつけ医からの紹介状と検査データを持参し、事前に予約を取ってからお越しください。予約は地域医療連携室において受け付けております(なお初診時の予約受付は、医療機関からのお申し込みに限ります)。また、他の病院から当院へのセカンドオピニオンの依頼にも積極的に応じております。救急で受診された場合でも当科の救急担当医師が毎日待機しておりますので、ご安心ください。

当院では脳神経外科と協力して、脳卒中集中治療室(Stroke Care Unit: SCU)を運営しており、t-PA、血管内治療を含め、脳卒中急性期に24時間対応しています。また脳神経外科、放射線科のスタッフと合同で毎週脳卒中カンファレンスを行っており、外科的処置が必要な場合も対応いたします。

脳神経内科内でも独自にカンファレンスを施行しており、患者さんの病歴、問診より的確な検査、画像診断等を迅速に行い、適切な治療を行うよう努めています。標準的な治療を基準としますが、その上でさらに患者さん個々の病状に合ったきめの細かい治療を行うよう努めています。神経難病や難治性疾患など、十分な治療薬が現状では開発されていない疾患についても、臨床治験等を積極的に導入し、患者さんのご希望により治療を行っております。また、京都大学脳神経内科をはじめ、全国の研究機関、大学、基幹病院と連携し、遺伝子診断や特殊検査にも対応しています。また医学教育面では、当院脳神経内科は京都大学、関西医科大学の臨床教育機関にも指定されており、医学生教育にも力を入れています。

対象疾患

脳、脊髄、末梢神経、筋肉に至るまで神経系に関わる病気全般が対象ですが、脳神経内科は神経科(精神科)とは異なり、神経系疾患を内科的立場より診断、治療します。統合失調症、パニック障害、不安神経症、うつなどは精神神経科、心療内科での治療となります。

  • 脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作、脳出血など)
  • 神経変性疾患(パーキンソン病、アルツハイマー病、レビー小体型認知症、脊髄小脳変性症、多系統萎縮症、筋萎縮性側索硬化症など)
  • 発作性疾患(頭痛、めまい、てんかんなど)
  • 末梢神経障害(ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎など)、
  • 神経感染症(脳炎、髄膜炎、脳膿瘍など)
  • 脱髄性疾患(多発性硬化症、視神経脊髄炎など)、
  • 筋疾患(重症筋無力症、多発性筋炎、筋ジストロフィー、ミトコンドリア脳筋症など)
  • 代謝性疾患(肝性脳症、透析脳症、ウエルニッケ脳症など)

※水頭症診断のための髄液タップテストなども行い、必要に応じて脳神経外科と協力し、治療にあたります。

各医師の専門について

診療実績

令和5年度

入院

延患者数 新入院患者数 一日平均患者数 平均在院日数
10,609人 559人 29.0人 16.3日

入院患者疾患内訳は頻度順に脳血管障害、パーキンソン病および関連疾患、髄膜炎・脳炎などの神経感染症、てんかん、ギラン・バレ症候群関連、多発性硬化症、重症筋無力症、正常圧水頭症、運動ニューロン疾患、脊髄疾患、筋疾患、代謝性疾患などでした。

外来

延患者数 新外来患者数 一日平均患者数
11,043人 1,075人 45.6人

お知らせ

地域の医療機関の先生方へ

  • 令和5年度
    紹介率 96.1% / 逆紹介率 171.0%

当院脳神経内科へは、大阪府内をはじめ、奈良県、兵庫県、京都府、和歌山県、三重県など遠方からも患者さんがお越しになられます。難病も多いため、精密検査、治療に時間を要する場合もありますが、当院は急性期病院である性格上、基本的に病状が落ち着けば、地域の病院やかかりつけの医院にご紹介することで連携を深めています。症状が再燃したり、コントロール不良であれば、いつでも再紹介可能です。そのための地域連携の強化も研究会、講演会などを通じて力を入れています。

学生・研修医の皆さんへ

当院は地域の基幹病院として他の医療機関から多くの患者さんの紹介を受けいれており、多彩な脳神経内科疾患を経験することができます。他施設では経験できない貴重な症例を主体的に深く関わることで、学会報告や論文執筆の機会が与えられています。
大阪府難病拠点病院として様々な神経難病の診療をしています。

また脳梗塞の血管内治療を行っており、必要な技術の習得が可能です。

当院は、多数の脳神経内科疾患をバランスよく学ぶことができる環境です。いちど見学にいらしてください。
連絡は、人事課研修係 (kensyu-2@osaka-med.jrc.or.jp)にメール、もしくは見学応募フォーム からお願いします。

トップに戻る