精神神経科

当科について

科の特色・紹介

精神神経科は、昭和31年設立以来、総合病院(一般病院)における精神科として、長く大阪の精神医療に携わってきました。常勤5名はいずれも臨床経験が豊富で、精神保健指定医と日本精神神経学会認定専門医の資格を有しています。

当診療科の特色は、総合病院でありながら、42床からなる閉鎖病棟で入院治療を行なっていることです。精神科病棟では、統合失調症、うつ病、躁うつ病、認知症などの急性期の入院治療、および精神科身体合併症治療を中心に行なっております。総合病院である強みを生かして、より高度な画像診断を導入し、治療中に発生する身体的な問題に迅速に対応するなど、総合病院だからこそできる、緻密な精神科治療をめざしております。また、一般的な薬物による治療での改善が困難な患者さんに対して、血液内科や糖尿内科と連携をとりながらクロザピン治療を行ったり、麻酔科と連携をとりながら修正型電気けいれん療法を行うなど、精神科領域における、最も先進的で、良質な医療を提供して行きたいと考えています。こうした特色のため、人格障害、アルコールを含む薬物依存症、摂食障害に対する治療プログラムはなく、現在はお引き受けしておりません。

入院を希望される患者さんは、かかりつけ医を通してご連絡ください。また、修正型電気けいれん療法やクロザピンについて、近隣の医療機関からの依頼にも速やかに対応して行きたいと考えておりますので、必要があれば是非ご連絡ください。

対象疾患・診療実績

対象疾患
  • 統合失調症
  • 気分障害(うつ病や躁うつ病)
  • 神経症性障害(不安障害、パニック障害、強迫性障害、解離性障害、心身症など)
  • 睡眠障害
  • 身体疾患に伴う精神的問題 リエゾン精神医療 緩和ケア
  • 認知症(アルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など)
  • 高次脳機能障害
  • 児童・思春期の精神障害(ADHD、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害など)
  • 精神疾患に伴う身体合併症
診療実績

外来患者数 1日約60人
 入院患者数 年間約200人

お知らせ・その他

初診の患者さんへの診察について

初診の患者さんは、かかりつけ医から事前予約をされている方のみ診察させていただいております。

お申し込みなく来られた患者さんに関しては、お断りすることがありますのでご了承ください。

クロザピンによる治療抵抗性統合失調症の治療

●患者さん・ご家族へ

クロザピン(商品名:クロザリル)は、これまでに複数の抗精神病薬による治療を受けてきたにも関わらず、症状が十分に良くならなかった、治療抵抗性統合失調症の患者さんに対する切り札ともいえる治療薬です。

他の治療薬よりも有効性が高い反面、ごく稀に無顆粒球症・心筋炎・糖尿病などの重篤な副作用が出現することがあるため、治療開始は入院による厳密な身体管理のもとで行う必要があり、副作用の早期発見のために外来での定期的な検査も必要となります。

当院はクロザピン認定医療機関であり、当院血液内科、糖尿病・内分泌内科などとの連携のもとでクロザピンによる治療を行っております。

なかなか症状が良くならない統合失調症でお困りの患者さんやご家族は、まずは現在の主治医にクロザピン治療についてご相談ください。紹介状をお持ちになったうえで、いちど当院外来受診をお願いしております。

修正型電気けいれん療法は一般的な薬物療法で改善が難しい場合、身体状況などから薬物療法が困難な場合に用いられる治療手段です。統合失調症や気分障害に有効だとされています。当科では、麻酔科と連携して、修正型電気けいれん療法を行なっております。治療についてはまず、現在治療を受けておられる医療機関とご相談された上で、医療機関から手続きを進めてください

●医療関係者の方へ

紹介をお考えになる患者さんがいらっしゃいましたら、地域医療連携室までお問い合わせください。とくに修正型電気けいれん療法については、迅速に対応させていただきたいと考えております。

臨床心理士による心理療法・心理検査について

思春期(青年期)の方とそのご家族をはじめ、治療上、必要と判断される患者さんに対して、臨床心理士が心理療法および心理検査を行っています。また、心理相談としてのカウンセリング・ ルームも設けています。
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