整形外科
Department of Orthopedics and Sports Medicine
科の特色・紹介
- 整形外科
整形外科は、四肢や脊椎の骨・関節・筋肉・靱帯・神経など、運動器に関わる疾患や外傷を対象とする診療科です。高齢化の進行に伴い、骨粗鬆症や関節疾患、脊椎疾患などは年々増加しており、痛みの軽減と運動機能の回復を通じて、患者さんの自立した生活を支える医療の重要性が高まっています。
当科では、手術療法を中心に、患者さん一人ひとりの状態に応じた最適な治療を提供し、早期の社会復帰および生活の質(QOL)の向上を目指しています。現在、人工関節、脊椎、手外科、肩関節の各分野の専門医が在籍し、それぞれの専門性を生かした診療体制を整えています。また、急性期病院として救急外傷や緊急手術にも対応し、関連各科ならびにリハビリテーション部門と密接に連携しながら、安全で質の高い医療の提供に努めています。
- 人工関節センター、脊椎センター
2025年7月に人工関節センターおよび脊椎センターを開設しました。
診断から手術、術後管理、リハビリテーションに至るまで一貫した診療を行うことで、患者さんにとって分かりやすく、安心して治療を受けていただける体制の構築を進めています。
今後も地域医療の一端を担う診療科として、関係医療機関との連携を大切にしながら、日々の診療に取り組んでまいります。
対象疾患
人工関節センター(担当医:川合 準、末吉 達也)
- 人工股関節 【人工股関節置換術(THA)】
変形性股関節症、臼蓋形成不全、大腿骨頭壊死症、急速破壊型股関節症、股関節リウマチ - 人工膝関節 【人工膝関節置換術(TKA/UKA)】
変形性膝関節症、大腿骨内顆骨壊死、膝関節リウマチ - 膝関節周囲骨切り術
変形性膝関節症
脊椎センター(担当医:堤 良祐、姜 顯炅、中嶋 崇貴)
- 頸椎症性脊髄症、頸椎症性神経根症、頸椎椎間板ヘルニア、頸椎後縦靭帯骨化症、上位頸椎疾患(環軸関節亜脱臼、歯突起骨、環軸椎回旋位固定など)
- 胸椎後縦靭帯骨化症、胸椎黄色靱帯骨化症、胸椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎変性側弯症、腰椎辷り症、腰椎不安定症
- 骨粗鬆症性脊椎椎体骨折
- 成人脊柱変形
- 硬膜内髄外腫瘍
- その他脊椎外傷、感染症(化膿性脊椎炎、脊椎カリエス)
手外科(担当医:福田 亜衣)
- ばね指、ドケルバン腱鞘炎、手根管症候群、肘部管症候群
- 母指CM関節症、ヘバーデン結節、ブシャール結節
- TFCC損傷、尺骨突き上げ症候群
- 上腕骨内側上顆炎、上腕骨外側上顆炎
- 胸郭出口症候群
- 手根不安定症
- 骨性マレット指、腱・靱帯損傷、神経損傷など外傷
- その他手外科一般
肩関節(担当医:中村 賢司)
- 関節鏡手術
肩腱板断裂、反復性肩関節脱臼・亜脱臼、肩関節拘縮、スポーツによる肩障害 - 人工肩関節
変形性肩関節症、腱板断裂性肩関節症
外傷
- 四肢の骨折・脱臼
- アキレス腱断裂など
診療実績
令和7年度
入院
| 延患者数 | 新入院患者数 | 1日平均患者数 | 平均在院日数 |
|---|---|---|---|
| 17,708人 | 1,175人 | 48.5人 | 13.9日 |
外来
| 延患者数 | 新外来患者数 | 1日平均患者数 |
|---|---|---|
| 18,200人 | 1,629人 | 75.5人 |
治療実績・手術実績(令和7年1月~12月)
| 総合手術件数 | 1,318件 |
| 人工関節置換術 | 275件 |
| 人工股関節 | 147件 |
| 人工膝関節 | 111件 |
| 人工肩関節 | 17件 |
| 脊椎手術 | 289件 |
| 頚椎 | 73件 |
| 胸腰椎 | 211件 |
| 脊椎腫瘍 | 5件 |
| 関節鏡視下手術 | 130件 |
| 肩腱板修復 | 86件 |
| 膝靭帯再建 | 12件 |
| 膝半月板 | 32件 |
| 手外科 | 90件 |
| 骨折 | 356件 |
| 上肢 | 162件 |
| 下肢 | 146件 |
| 股人工骨頭 | 48件 |
| その他 | 178件 |
お知らせ
専門外来のご案内
| 人工関節センター(股・膝) | 川合 部長 | (火)・(木) |
| 末吉 副部長 | (月)・(金) | |
| 脊椎センター | 堤 副部長 | (月)・(水) |
| 姜 医長 | (水)・(木) | |
| 中嶋(崇)医師 | (水)・(金) | |
| 手外科 | 福田 医長 | (火)・(金) |
| 肩関節 | 中村 医長 | (火)・(木) |
※すべて予約制
当科を受診される患者さんへ
患者さんには、かかりつけ医師の紹介状およびX 線写真などの画像を持参して、受診していただくようお願いいたします。 当科では、主として手術的治療が必要な方々を対象に診療しています。薬物療法やリハビリテーションが必要な方は、地元の医療機関で行っていただき、時々経過を診させていただきます。 初診の受付は、午前 11時30分までですが、緊急を要する患者さんには、かかりつけ医を通してお電話をいただければ、当番医が対応させていただきます。
整形外科の「完全紹介制」の開始について
当院整形外科においては、地域の中核病院としての役割を積極的に担いつつ、より専門的で質の高い医療を提供することを目指しています。
この度、これまで以上に地域医療機関との連携を推進していくため、2018年4月1日より外来診療においては原則として他の医療機関からの紹介状または予約が必要となります。初診時は、かかりつけ医や前医療機関からの紹介状(診療情報提供書)をお持ちくださいますようお願いいたします。紹介状なしで初診受付をすることができませんのでご了承ください。なお、再診予約のある患者さんの緊急受診の場合はこの限りではありません。
注:初診とは、初めて当科を受診された方だけではなく、過去に受診された方であっても当時の疾病が治癒・寛解・終診していたり、自己の都合で中断した後に再度受診した場合は初診として取り扱うこととなっています(当科で継続受診している間に、他の疾病で受診する場合は初診とはなりません)。
地域の医療機関の先生方へ
- 令和7年度
紹介率 93.5% / 逆紹介率 130.2%
地域の医療機関の皆さまには、日頃より患者さんをご紹介いただき、心より感謝申し上げます。
当院では、初診患者さんの受付は午前11時30分までとなっておりますが、緊急を要する患者さんにつきましては、地域医療連携室までご連絡くださいますようお願いいたします。
今後とも地域医療連携にご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。