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放射線治療科

Department of Radiation Therapy

科の特色・紹介


放射線治療はがんの代表的な治療法の一つです。外科手術や薬物療法(化学療法・免疫療法)等とも組み合わせながら、がんの根治を目指します。

近年は、高精度放射線治療と呼ばれる、がんの病変に集中して照射する技術が非常に進歩しております。
その様な照射の一つが強度変調放射線治療(IMRT)です。IMRTでは、放射線が強く照射される部分を病変の形状にぴったり合わせることができますので、がんには厳しく、それ以外の部分には優しい治療が行えます。
さらに、VMAT(放射線治療装置が回転しながら照射するIMRT)により、治療効果を一層高めながら有害事象をより少なくする照射を日常臨床で実践しています。IMRT・VMATと並ぶ高精度放射線治療なのが定位照射(ピンポイント照射)です。局所の病変に強い放射線を集中させて、数回の照射で治療を完了します。

これまでも定位照射で肺や肝の腫瘍を治療してきました。加えて、昨年(令和7年)度に放射線治療装置が更新・バージョンアップ、米国Varian社のHyperArcシステムが導入され、転移性脳腫瘍を始めとする頭蓋内の複数の腫瘍を全部同時に定位照射できるようになりました。また、脊髄に近いために強い線量を照射するのが難しかった脊椎の腫瘍や、再発がんであっても病変が1~5個までの場合(Oligometastasis)にも定位照射が適応になり得ます。この他、根治治療のみならず、進行がんや転移性腫瘍への姑息照射・緩和照射も年々症例が増加しており、放射線治療がお役に立てるがん治療のシーンは拡大の一途を辿っております。

放射線治療は、医師だけでなく医学物理士や放射線治療専門技師、がん放射線療法認定看護師など多くの職種の協力の上に成り立っており、こうした協業を通してより多くの患者さんにこの治療のメリットを享受していただけるよう日々邁進しております。

対象疾患

  • ほぼすべての悪性腫瘍
  • バセドウ眼症、ケロイドなどの良性疾患
  • 体幹部定位照射は早期肺がん、肝細胞がん

診療実績

令和7年度

外来

延患者数 新外来患者数 1日平均患者数
11,279人 12人 46.8人

原発巣別新規患者数

部位 患者数
肺・気管・縦隔 110
乳腺 107
泌尿器・男性性器 94
頭頸部 59
造血器リンパ系 57
婦人科 30
食道 23
胃・小腸・結腸・直腸 24
肝・胆・膵 15
脳脊髄 7
皮膚・骨軟部 4
良性疾患 14
その他(悪性) 4
合計 548

高精度放射線治療患者数

治療 患者数
IMRT 227
体幹部定位照射 54
合計 281

お知らせ

地域の医療機関の先生方へ

  • 令和7年度
    紹介率 100.0%  /  逆紹介率 218.1%

がん治療の幅広い局面でお役に立てる放射線治療が、治療装置を更新・バージョンアップしたことでより多くの疾患領域や身体症状をカバーできるようになりました。がんや悪性腫瘍の放射線治療をお考えになった際は、それぞれの疾患の主科を通して患者様を御紹介いただければ幸いです。

新型リニアック

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悪性リンパ腫脳再発 Rapid Arc によるboost

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