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呼吸器内科

Department of Respiratory Medicine

科の特色・紹介

当院は2025年2月、「肺がん・胸部疾患センター」(以下、センター)を開設しました。
近年の肺がん治療は進歩する一方、診断・治療戦略は複雑化しています。個別化・集学的治療の重要性が増す中、より専門的かつ包括的な医療提供体制の必要性を認識し、呼吸器外科等とも連携して本センターを設立、
地域医療への貢献を一層深めていく所存です。

センターの中核を担う呼吸器内科は、部長・副部長以下8名のスタッフと専攻医が、多様な呼吸器疾患の診療に取り組んでいます。全スタッフが呼吸器疾患全般に対応するとともに、各々が専門領域を持ち診療レベルの向上に努めています。

呼吸器疾患は合併症や全身性疾患の一症状として現れることも多いため、センターでは院内各診療科、臨床検査、放射線治療、病理診断、薬剤、リハビリテーションの各部門、呼吸器ケア専門の看護スタッフと緊密に連携し、診断から治療、緩和ケアに至るまで円滑な医療の提供を目指しています。

間質性肺炎やCOPD急性増悪による呼吸不全など迅速な対応が求められる急性期から、気管支拡張症や非結核性抗酸菌症など長期管理が必要な慢性期まで、様々な病態に対応します。急性期の重症例には適切な入院治療を行い、病状安定後は診断と治療方針に基づき、早期の外来診療への移行を推進します。

対象疾患

  • 腫瘍性疾患(原発性・転移性肺がん、胸膜中皮腫、縦隔腫瘍など)
  • 感染症(肺炎、肺膿瘍、膿胸、気管支拡張症など)
  • 間質性肺炎(特発性、薬剤性、膠原病関連など)
  • 気管支喘息
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 自然気胸
  • 呼吸不全(急性、慢性)
  • 胸膜疾患(細菌性、結核性、がん性などの胸膜炎)
  • 縦隔腫瘍(胸腺腫、神経原性腫瘍など)
  • 血痰・喀血
  • 睡眠時無呼吸症候群

診療実績

令和6年度

入院

延患者数 新入院患者数 1日平均患者数 平均在院日数
18,191人 1,497人 49.8人 11.2日

外来

延患者数 新外来患者数 1日平均患者数
27,174人 1,765人 112.3人

診療実績(令和4年度)

  • 気管支鏡 約588件
  • 化学療法 外来1,328人、入院527人
  • 入院患者 1,355人
    [主な内訳]
    肺がん 552人(うち新規229人)
    肺炎( 誤嚥性も含む) 159人
    間質性肺炎 95人
    気管支喘息 26人
    自然気胸 35人
    慢性閉塞性肺疾患(COPD) 32人

お知らせ

地域の医療機関の先生方へ

  • 令和6年度
    紹介率 93.0% / 逆紹介率 180.2%

センター開設を機に、地域の先生方との連携を大切にし、診断・治療における病診連携、病病連携をよりスムーズに行えるよう努め、地域医療の発展に貢献してまいります。

1) 上本町呼吸器セミナー
  看護専門学校合同教室で開催、外部講師を招聘して話題の疾患を中心とした講演と症例検討を行う呼吸器疾患全般に関する病診・病々連携の会(年2回開催)

2) 喘息・COPD教室
  ①院内:呼吸器科外来で開催、患者さんとそのご家族向け(第3木曜の午後3~4時の1時間、月1回開催)
   2025年度は残すところ2月の開催のみ、2026年度は6月・9月・12月開催を予定しています。
  ②院外:「大阪吸入多職種連携の会」の名称で、主として大阪府薬剤師会館で開催、薬剤師を中心とした多職種向け(年1回開催)
  ③出張:地域の区役所や医師会で開催、一般住民向け(不定期開催)

3) 呼吸リハビリテーション講習会
  特にCOPDが対象で、医療者向け(年2回開催)

『喘息(ぜんそく)・COPD教室』について

呼吸器内科と薬剤部の共催で、患者さんとそのご家族を対象に開催しています。

開催日時・場所
-毎月第3木曜日 15:00~16:00
-今年度は残すところ2月の開催のみです
-来年度は6月・9月・12月に実施
-開催場所:呼吸内科・歯科口腔外科外来

内容
呼吸器内科医師、歯科衛生士、薬剤師が毎回参加し、吸入療法を中心に、喘息およびCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療法や日常生活での注意点について、わかりやすく説明・指導します。

参加方法
予約不要でどなたでもお気軽にご参加いただけます。
開催日時などの詳細は、呼吸器内科外来までお問合せください。

喘息・COPD専門外来について

当科の全ての医師が気管支喘息の診療にあたっていますが、月・金曜日の吉村副部長、月・水曜日の石川医師の喘息専門外来では、分子標的薬や舌下免疫療法の導入なども含めた難治喘息の診療にあたるとともに、喘息教室への参加と合わせて生活習慣や治療上の指導も行っています。

禁煙外来について

毎週木曜日の午後から、吉村副部長が禁煙の指導並びに治療を行なっています。

(医師対象)『上本町呼吸器セミナー』について

6月と11月の年2回、呼吸器疾患に関する病診連携の会として開催しています。毎回テーマを設定し、関連の講演1~2 題と症例検討を行っています。

参加費500円です。本セミナーは、医師会生涯教育講座(3単位)の認定を受けています。参加は自由ですので、関心をお持ちの先生方のご参加をお待ちしています。今後の開催予定につきましては、当科の西坂までお問い合わせください。

特殊医療機器について

内視鏡センター内の気管支鏡検査室には、Cアーム付きX線TV透視台が設置され、気管支鏡検査や経気管支肺生検に使用されています。従来のTV透視台に比べて、一層的確に検査が行えるようになりました。

また、症例に応じて超音波気管支鏡や細経気管支鏡、さらにバーチャル気管支鏡も活用し、診断確定率を上げるように努めています。

吸入服薬情報提供

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