消化器内科

当科について

診療科の紹介

消化器内科は、腹部に関連した多くの「common disease」を診る極めて臨床的な科であるとともに、急性腹症や吐下血、閉塞性黄疸といった緊急対応を要する救急医療の現場でももっともニーズの高い診療科のひとつです。さらに、本邦における死因の第一位を占めている”癌”という疾患の大部分は消化器癌であり、胃癌、肝癌、大腸癌、膵癌、胆道癌、食道癌などが日本人の癌死亡の上位を占めています。このため、消化器内科領域における抗癌剤や分子標的治療薬による癌治療やターミナルケアがますます大きな比重を占めるようになってくるとともに、消化管内視鏡や超音波検査、血管造影などの各種検査手段を駆使した消化器癌の診断・治療技術がきわめて重要となってきました。事実、従来は外科的治療の対象であった消化管の早期癌や肝臓癌に対し、内視鏡的切開剥離法(ESD)やラジオ波焼灼術(RFA)といった内科的治療が標準治療として確立し、癌の治療法が従来と大きく変わりつつあります。当科は、このような広範な消化器診療の最前線に立ち、大学病院や近隣の病院と連携・協力しながら、先端医療と地域医療活動の両者に積極的に取り組んでいます。

診療科の特徴と実績

当科は、大阪赤十字病院における消化管、肝胆膵疾患の内科診療のすべてを担当し、病床数は約90床、スタッフ数は約20名と、大阪赤十字病院の診療の中核を担っている大きな診療科です。消化管、肝臓、胆膵、抗がん剤治療のいずれの専門領域においても、それぞれ経験の豊富な専門医・指導医が診療にあたるとともに、診療技術の習得や専門医資格の取得をはじめとした若手医師の育成と指導にも全力を注いでいます。地域医療連携を介しての紹介症例の数も非常に多く、上部消化管内視鏡検査は年間約10,000件、下部内視鏡検査は約5,000件、胆膵内視鏡関連検査は約800件、腹部超音波検査は10,000件以上と、全国的にも屈指の消化器系検査件数を実践しています。同時に、当科での豊富な臨床実績や貴重な経験を国内外に発信すべく、学会発表や論文発表などの学術活動にも力を注いでおり、一般の臨床病院の域を超え、大学病院レベルの学術活動の実績があるのが大きな特徴となっています。

学生・研修医の皆さんへ

当院は大阪市内に位置する中核病院のひとつであり、交通の要所に位置していることから大阪市内のみならず東大阪市・八尾市・柏原市などの中河内地域、さらには奈良県や三重県の一部もその医療圏に含まれています。このため、地域医療連携を介しての紹介も多く、「common disease」から救急疾患、稀な症例まで、幅広く診療経験を積むことができます。内科、消化管、内視鏡、肝臓、胆膵、化学療法のいずれの領域も専門医・指導医が在籍しており、初期・後期研修では疾患に応じてそれぞれの専門家からの適切な指導や助言を受け、知識と診療技術を習得することができるようになっています。専門研修終了後の進路としては、当院のスタッフとしてさらに臨床経験を積む、大学院に進学する、小さな子供を持つ女性医師の場合には時短勤務で技術と経験を維持~発展する、と様々な勤務形態に柔軟に対応していますので、各人が自分にあったキャリアプランをたてることが可能になっています。診療科としての門戸を広く設けているため、大学医局の枠を超えて働く医師も多く在籍しており、さまざまな出身大学から集まった消化器内科医の活気あふれた環境になっているのが特徴です。 臨床医学を最も重視した消化器内科という領域で、医師としての素養と総合的診療能力を身につけ、未解決な医療・医学分野に果敢にチャレンジしていきたいという希望をもつ皆さんと一緒に働けることを、我々、大阪赤十字病院 消化器内科スタッフ一同、楽しみにしています。

見学は随時受け付けています;
問い合わせ先 研修課 kensyu-2@osaka-med.jrc.or.jp
研修指導責任者 統括部長 丸澤宏之

対象疾患・診療実績

詳細は、別添の年報をご覧ください。

2017年 年報

2016年 年報

2015年 年報

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2013年 年報

2012年 年報

2011年 年報

2010年 年報

2009年 年報