災害救護
Disaster relief

救護活動は、赤十字の理念「人道」を具現化した行動です。

赤十字について

赤十字は、アンリー・デュナン(スイス人:第1回ノーベル平和賞受賞者)が提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界192の国と地域で活動している組織です。日本赤十字社はそのうちの一社であり、国内外における災害救護をはじめとし、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動しています。

大阪赤十字病院は1909年に開院して以来、積極的に国内国際医療救援を行うべく、救護看護師や国際救援要員の育成を継続的に行っています。

2006年に国際救援拠点病院の指定を受け、国外の紛争・災害へ毎年多くの要員を派遣しています。国内救護においては、医師や看護師など毎年100余名が救護班要員として登録して、いつでも活動できるように年間を通して研修・訓練を行っています。

国内救護

国内救護員となるまで

  • 日本赤十字社の関連施設で
    看護師・保健師・助産師として3年以上勤務
  • 赤十字概論・災害看護論
    日本赤十字社救急法
  • 救護員として登録・任命
  • 今年度の救護班として登録
  • 救護員基礎研修・こころのケア研修
    ステップアップDERU研修
    院内外の災害訓練
  • 派遣

主な国内救護活動

1995年
阪神淡路大震災 医療救護班 派遣
2011年
東日本大震災 医療救護班・こころのケア要員 派遣
石巻赤十字病院支援看護師 派遣
2016年
熊本地震 医療救護班 派遣
2018年
大阪府北部地震 医療救護班・こころのケア要員 派遣
平成30年7月豪雨 医療救護班 派遣
2019年
G20首脳会談 臨時救護所としてdERU展開 救護班 派遣
2020年
ダイヤモンドプリンセス号
新型コロナウィルス感染症対応 医療救護班 派遣

国内救護員

外科病棟看護係長 Yさん

2020年2月16日~2月18日、ダイヤモンドプリンセス号に医療班として派遣されました。今までも災害派遣されたことはありましたが、今回は未知のウィルスで感染経路も当時不明であり、何が正しいかわからない事が多く、不安は大きかったです。
しかし災害派遣に行くことは赤十字職員としての使命であると思っていたため、まっとうするしかないと思い、出動しました。船内のメディカルセンターでの医療救護や、乗務員の健康チェック、急病人の対応などが主な任務でした。終了後自宅待機期間も定期的にブリーフィングや体調チェック、心のケアなど定期的な介入があり、心強かったです。

国際救護

国際救護員となるまで

臨床現場での看護実践

TOEIC550点以上
受講者決定

TOEIC730点以上

  • 入職後国際救護活動への意思表示確認
  • 一次登録
  • 集中語学研修(2か月間)
  • WORC/Stay Safe(personal)
    e-Learning
  • 保健医療ERU研修
  • 国際救援・開発協力要員研修Ⅱ(IMPACT)
  • 安全管理研修Ⅱ
  • 海外派遣要員として登録
  • 派遣

主な国際救護活動

2010年〜2012年
ハイチ大地震被災者支援事業
派遣
2014年
ウガンダ北部医療支援事業
派遣
2015年
ネパール地震救援事業 派遣
2016年
南スーダン紛争犠牲者救援事業 派遣
2017年
中東地域紛争犠牲者支援事業(ヨルダン)派遣
2018年
バングラデシュ南部避難民保健医療支援事業 派遣
2019年
パレスチナ赤新月社医療支援事業 派遣
2021年
パレスチナ赤新月社医療支援事業 派遣

国際救護員

国際ラダーⅠ看護師 Fさん

看護の実践力を高める傍ら、国際救援に関する様々な研修に参加することでモチベーションを維持し、9年目に集中語学研修の機会を頂きました。語学力を磨いたのち、赤十字主催の英語で行われる登録研修を修了し、約10年の準備期間を経て、国際救援要員に登録されました。2017年の初派遣以降、ヨルダンでの難民支援やガザでの病院支援に携わりました。どの事業でも、現地の方々を中心とした活動を心がけています。様々な職位・職種との協働や現地活動の基盤は当院での経験です。現在勤務している救急部での学びを深め、今後も国内・国際双方へ寄与していきたいと考えています。