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国際医療救援部

International Medical Relief Department

国際救援活動について

国内災害における救援救護や、国際的な人道支援は日赤の根本をなす活動であります。これらの活動は、国内においては各都道府県の日赤病院と共同で、また国際支援については、赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字赤新月社連盟などと共同で、あるいは相手国との二国間で、物資の援助や職員の派遣など様々な形で行われています。大阪赤十字病院は、病院全体として積極的に国内国際医療救援を行うべく、院内にそのための専門部署である国際医療救援部を持ち、上記の国際的な枠組みの中で国内外の紛争・災害救援や、その後の復興支援、開発途上国の基礎保健支援、難民キャンプの支援など様々な活動を行っております。このホームページでは、これらの内容と共に赤十字活動の仕組み、本院の体制などもご紹介しております。また、これらの活動は主に皆様からの寄付や救援金を元に行われておりますことを申し添え、これからもご支援を賜りますようお願い申し上げます。

国際医療救援部長 中出 雅治

国際医療救援部

  • 赤十字の各医療施設では、これまでも国内はもとより海外の災害救援や保健衛生向上のために医療要員を派遣し、国際貢献に努めてきたところです。この中で当院は、長期にわたり国際活動に従事できる人材の確保、その経験や知識の蓄積、併せて緊急救援要請にも応えられる体制の確立を目指し、国際医療救援活動の拠点となって活動することを目的として平成18年に国際医療救援拠点病院の指定を受け、国際医療救援部を設けました。

  • 国際医療救援部室

  • 国際医療救援部では、国内災害への対応と海外の紛争・災害、あるいは途上国の保健衛生支援をするため、国内救援課と国際救援課があり、それぞれに専任/兼任職員がおります。
    国内救援課では、国内災害発生時に365日24時間すぐに救護班を出せるよう、資機材や車両、人員体制の維持管理や、救護員の研修、訓練、また災害発生時には後方支援基地として派遣職員のバックアップを行います。2011年3月の東日本大震災では、発災2時間後にトラック3台で出発、当院職員140名を1年間にわたって岩手、宮城に派遣しました。2016年4月の熊本地震でも当日、直ちにマイクロバス1台とトラック3台で資機材を南阿蘇に運び、現地にフィールドホスピタルを設営し、1か月間診療を行いました。この間、国際医療救援部の事務所は非常体制でこれらの活動を支えました。記憶に新しいところでは、2018年の大阪北部地震、西日本豪雨、また新型コロナウイルス感染症の対応でも医療チームを派遣しています(詳細は国内派遣報告をご覧ください)。

  • 熊本地震救援では国際医療救援部
    オフィスも非常態勢

国際救援課では、海外で発生した災害や紛争に対する緊急救援だけではなく、復興期に展開する事業の計画策定を行ったり、マネジメントをしたり、また平時における途上国の開発支援を行ったりします。派遣職員の後方支援、各種研修主催なども業務になります。職員の何人かは常に海外で活動しているため、全員が院内で揃うことはほとんどありません。

国内災害救護、国際人道支援ともに、医師や看護師、薬剤師だけでなく、理学療法士、臨床工学技士、検査技師、放射線技師などあらゆる医療職と、事務職などの非医療職も派遣しています。このホームページを見られた方で、ぜひ自分も、と思われる方は当院までご連絡ください

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