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歯科口腔外科

Department of Dentistry and Oral Surgery

科の特色・紹介

当科は、常勤歯科医師4名、臨床研修医2名、非常勤歯科医師1名、歯科衛生士7名の体制で診療を行っております。

病院歯科口腔外科とは、一般開業医より、もう少し広い範囲で口腔内・外の診察をして、主に外科的処置を行う科です。 つまり、口腔の疾患(腫瘍など)や顎顔面の外傷 ( 骨折など ) も治療しますし、地域の歯科医では対応できない有病者の治療 (観血的処置など)や難しい抜歯なども当科の担当です。また、総合病院ですので、 他科入院中の患者さんの歯科治療や口腔ケアも行っております。

病院歯科口腔外科としての役割を明確にするため、病診連携を密にし、紹介患者さん ( 口腔外科的疾患 )や入院中の患者さんの治療に重点を置いております。

患者さんには、疾患について充分な説明を行い、同意のもとで納得のいく治療を心掛けています。 診療を希望される方は、かかりつけの歯科医院で紹介状を書いていただき、それを持って来院してくだされば幸いです。 以上、ご理解とご協力よろしくお願いいたします。

対象疾患

  • 有病者の観血的処置ならびに口腔ケア
  • 埋伏歯抜歯  
  • 外傷    
  • 炎症
  • 嚢胞疾患   
  • 腫瘍    
  • 口腔粘膜疾患
  • 顎変形症   
  • 顎関節症  
  • 唾液腺疾患など

※総合病院の歯科口腔外科という特殊性をいかし、院内他科と連携を密にして治療を行っております。
※広範囲切除が必要な口腔がん手術は、頭頸部外科・形成外科・放射線治療科と連携し、遊離組織移植による再建手術も同時に行い、機能と形態の維持・回復に努めております。
※当科には7名の常勤歯科衛生士がおりますので、がん化学・放射線療法の口腔トラブルを軽減するために周術期口腔機能管理(口腔ケア)を積極的に行っております。
※他職種と連携して摂食嚥下訓練、栄養管理、予防教育なども行っております。

診療実績

  • 入院(令和4年度)
    延患者数 新入院患者数 1日平均患者数 平均在院日数
    1,215人 171人 3.3人 5.9日

  • 外来(令和4年度)
    延患者数 新外来患者数 1日平均患者数
    16,991人 3,369人 69.9人

  • 手術実績(年間)

中央手術室における手術 160例
外来における観血的小手術(智歯抜歯含む) 約1,200例

お知らせ

地域の医療機関の先生方へ

  • 令和4年度
    紹介率 35.1%  /  逆紹介率 46.1%  

初診は、月~金曜日の午前に受け付けていますが、月曜日の午後および木曜日は手術日で手薄ですので、避けていただければ幸いです。ただし、診療時間内の外傷、炎症などの救急患者さんは、随時、受け付けます。また、原則として紹介抜歯依頼は、まず初診していただき、後日、予約にて行っていますが、都合により何回も通院が不可能な患者さんについては、事前に紹介医より地域医療連携室へ連絡していただければ予約し、初診時に問題がなければ出来るだけ抜歯をさせていただく方針です。なお、ご質問がございましたら、お気軽にお電話してください。

また、当院は地域がん診療連携拠点病院ですので、がん化学・放射線療法中の患者さんが多くおられます。がん治療を開始する前に歯科口腔外科で口腔内のチェックをして、疾患・治療内容に応じて口腔ケアを行い、治療中・治療後も状態に応じて計画的な歯科治療や口腔ケアを継続することが重要で、口腔合併症は、がん治療成績そのものにも大きく影響します。しかし、診療台、歯科スタッフが限られていることから、当科ですべてを行うのは不可能です。入院中は当科で口腔ケアを行いますが、入院後・退院後は開業医にお願いして行っていただくことになります。開業医(かかりつけ歯科医院)の先生方と更なる密な連携、逆紹介の確立が必要になります。

先生のもとへ当科の紹介状を持参する患者さんが来院されましたら、一般歯科治療のご対応よろしくお願い申し上げます。なお、観血的処置などは当科でさせていただきますので、依頼していただければ幸いです。

症例検討会・抄読会

月曜日・水曜日の夕方

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