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腫瘍内科

Department of Oncology

科の特色・紹介

エビデンス(科学的根拠)に沿った最新の抗がん剤治療:抗がん剤治療は近年著しい進歩を遂げています。当科では最新のエビデンスを取り入れ、免疫チェックポイント阻害剤によるがん免疫療法やゲノム医療にも積極的に取り組んでいます。

がんゲノム医療の取り組み:がんゲノム医療はがん細胞の遺伝子変異に基づいた薬物治療です。2019年よりゲノム医療に必要ながん遺伝子パネル検査が保険診療で行えるようになりました。今までは当院で抗がん剤治療を行っている患者さんに限定していましたが、令和6年1月より院外紹介患者の受け入れを開始しました。詳しくは以下のページをご覧ください。

 がんゲノム医療外来への紹介をご検討の先生方へ

安全で効率的な外来抗がん剤治療:各診療科の外来抗がん剤治療は一括して通院治療センターで行っています。本院の通院治療センターでは年間12,000件以上の外来化学療法を安全に効率よく行っています。増加するがん患者さんに対応するため、2019年8月に27床から39床に増床しました。センターの管理運営や薬剤部と協力して多数の抗がん剤レジメン(投与スケジュール)管理も腫瘍内科の重要な役割です。

すぐれたチーム医療:抗がん剤治療を熟知した専門性の高い医師、看護師、薬剤師が風通しの良い環境で意見を述べ合い、チームとして高い総合力を発揮し、多方面から患者を支えています。内服抗がん剤を処方していただく保険薬局の薬剤師とも連携を強化しています。チーム医療に関する研究会や研修会に積極的に開催、参加してチーム力を高めています。

対象疾患

腫瘍内科では主に消化器がん、頭頸部がん、皮膚がん、内分泌細胞がん、原発不明がん、軟部肉腫、胚細胞腫瘍などの抗がん剤治療を行っています。外来通院治療センターでは、本院の全ての外来抗がん剤治療が行われます。消化器内科、外科では食道がん・胃がん・大腸がん・膵臓ががん・胆道がん等、血液内科では白血病・悪性リンパ腫等、呼吸器内科・外科では肺がん・悪性中皮腫等、婦人科では子宮がん・卵巣がん等、泌尿器科では前立腺がん・膀胱がん等、耳鼻科では咽頭がん・喉頭がん等、脳外科では脳腫瘍等、多岐にわたります。

診療実績

図にお示しするように2022年度には12,442件/年、1,037件/月の外来抗がん剤治療を行っています。

センター治療件数2023.jpg

図:通院治療センター治療件数(件/年)

お知らせ

地域の医療機関の先生方へ

腫瘍内科紹介受診を希望される先生は医療連携課より御相談ください。ただし、速やかに抗がん剤治療を始められる病状でない場合はお受けできないことがあります。

専攻医募集

当科では腫瘍内科医を志す専攻医を募集しています。臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医は新専門医制度のサブスペシャリティ領域として認められました。内科専門研修プログラムに基づいた内科研修と並行して、主に消化器がん、頭頸部がんなどの抗がん剤治療症例を多く経験していただき、がん薬物療法専門医を目指します。詳しくは本院ホームページ内の専攻医募集のページをご参照ください。

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