外来通院治療センター

外来通院治療センターとは

外来通院治療センターは、通院で抗がん剤や生物学的製剤の治療を行う部門です。

ベッドが27床、リクライニングチェアが12床あり、少しでもリラックスして治療を受けることが出来るよう、すべてにテレビを設置しています。

抗がん剤治療に熟知した腫瘍内科医4名、看護師11名、薬剤師4名が担当しています。医師は、各診療科の医師や看護師、院内の様々なスタッフと連携しながら専門的な治療を提供しています。看護師は、お話を伺い、患者さんができるだけ苦痛のない状態で療養生活が送れるよう、副作用の確認や対処方法、気持ちのつらさや生活上の困りごと等について支援を行っています。そして、薬剤師は、抗がん剤のスケジュールや副作用について説明し、副作用を軽度に抑えるための自宅でできる対策について指導しています。

この様に、医療チームで連携し、できるだけ苦痛の少ない抗がん剤治療を目指し、安全に治療を受けることができるよう努めています。

また、患者さんの抗がん剤治療による苦痛の緩和に加えて、ご家族の不安や困りごとなどへの支援も行っていますので、いつでもご相談ください。

外来通院治療センターでの治療対象

腫瘍内科、血液内科、消化器内科、消化器外科、乳腺外科、呼吸器内科、呼吸器外科、婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、皮膚科、小児科等のがんや、関節リウマチ、クローン病等の多様な疾患の治療を行っています。

治療件数は、1日50~80人ほどです。令和2年度は13,836件でした。

治療内容

種々の疾患別ガイドラインに準じた標準治療や、治療内容の妥当性を審査する当院のがん診療部門運営委員会で認可された治療を行うほか、種々の新薬の治験や臨床試験の対象となる最新治療も行っています。

利用方法

完全予約制です。各診療科で治療方針を決定した後、主治医が治療ベッドを予約します。
治療当日は、血液検査や外来診察があることが多いので、治療スケジュールに沿ってお越しください。検査結果待ちや準備の都合で、予約時間通りにベッドの調整が行えないことがありますが、ご了承ください。

患者さんおよびご家族の皆様へ

治療や療養生活における不安や疑問点などは、主治医や看護師、薬剤師にお気軽にお尋ねください。

通院治療を受けるにあたり、感染予防に努めましょう。付き添いの方で、体調不良や風邪症状などがある時は、治療室への入室は控えてください。また、付添いはできるだけ1名とし、同伴のお子様の入室はご遠慮ください。