1.大阪赤十字病院の魅力
大阪赤十字病院は、大阪市のど真ん中にある 大阪府下でも最大規模の病院のひとつです。1年間の新入院患者数は24,000人を超え、救急車受け入れ件数も10,000件を突破しており、地域医療プラス高度急性期病院としての大きな役割を果たしています。標榜診療科は36あり、おおよそ全ての診療領域をカバーしています。救命救急センターでは、救急車が年間1万台前後搬入し、1~3次救急を行なっています。加えて、地域支援医療病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院でもあり、各領域の中核病院として活躍しています。
各診療科の医療レベルは高く、多くの専門医、指導医が活躍し、各学会認定の認定医・専門医教育指定病院になっています。当院の魅力は、たくさんの患者さんを多くの指導医とともに診療しながら研修できる点です。プライマリ・ケアから高度医療までを実体験することができ、将来の専門研修の基礎作りに最適な環境となっています。
2.内科系研修の特徴
内科系は、消化器内科、循環器内科、血液内科、呼吸器内科、糖尿病・内分泌内科、脳神経内科、リウマチ・膠原病内科の8つの診療科に分かれており、初期研修1年目で全内科のローテーション研修が可能なプログラムとなっているのが特徴です。
2020年春から新しくなった初期研修プログラムでは、初期研修1年目に内科系の診療科を6週間ごとに2科を同時ローテーションしながら、24週間で計8科ある内科系すべての診療科の研修を行います。この2科同時ローテーションの最大の利点は、幅広くすべての内科系の診療の研修を1年目でひととおり経験できることです。例えば、消化器内科とリウマチ・膠原病内科を同じ期間に研修する際には、2つの診療科の担当症例数やカンファレンスの時間帯などを考慮し、無理なく2科の研修を進めることができるように配慮しています。また、将来、内科系に進む研修医は、専門医取得のために必要とされる全内科領域の症例を1例でも多く経験する機会を初期研修期間から作ることができるようになっています。
3.これから研修をはじめる学生・研修医の方々へ
内科系それぞれの診療科には実力派の専門医・指導医がそろっており、研修医ひとりひとりのレベルにあわせた最適な臨床指導を行っています。
最高の臨床環境で初期研修医として必要な知識と技術を習得し、自分の新しい未来への一歩を踏み出そうという意欲あふれる皆さんを歓迎します。