イベント情報

2018年海外スタディツアー
(2019年の海外スタディツアーは、当ホームページや国際医療救援部公式フェイスブックで5月~6月ごろに募集します)

大阪赤十字病院では、国際救援活動に興味のある若手医療職、非医療職を対象にした海外スタディツアーを開催しています。 今年で4回目となるツアーの目的地はヨルダンでした。
 シリア危機以降、多くのシリア難民がヨルダンに流入し、そのことでヨルダンに元から暮らす脆弱な立場の人々にも影響が出ています。この人道危機に対して国際赤十字とヨルダン赤新月社は地域住民参加型の保健事業を行っており、その活動の現場を訪問しました。
 参加者は、看護師、医師、事務職のみなさん計6名。赤十字以外の病院や会社で働く方も参加されました。
 ヨルダンに到着し日本とは異なる砂漠が広がる街並みに目を奪われたのもつかの間、現地で要員として活動する小笠原看護師(日本赤十字社和歌山医療センター)の案内をうけて支援の現場を見学しました。
 赤十字の最大の強みは、地域で活躍するボランティアさんの存在です。ヨルダンの地域住民参加型保健事業もボランティアさんの協力のもと、シリア難民とヨルダン人両方の家庭や学校を訪問し健康に関する啓蒙活動を行っています。
 ツアーでは実際にボランティアさんたちの、小学校での手洗いを中心とした啓蒙活動に参加させてもらうことができました。また、ボランティアさんの協力を得て、ヨルダンに暮らすシリア難民の方を家庭訪問しインタビューを行いました。想像を超える難民の方々の厳しい生活状況に、参加者のみなさんは涙をこらえながら話を聞いていました。
 ヨルダン赤新月社が行う地域住民参加型保健事業はこのような状況で苦しむ人々に家庭訪問やキャンペーンを通じて病気を予防するためのメッセージを届けています。日本のように健康に関する情報がほとんどない中で暮らす人々にとって、正しい知識を得られる機会はほとんどありません。また、ヨルダンをはじめ中東では糖尿病や高血圧症など生活習慣病が大きな問題となっており、これらは生活習慣を改善することで予防が可能です。
 参加者のみなさんはツアーに参加し、「受益者の人たちのために頑張りたいと思った!」「国際救援要員を本気で目指したい!」と決意を新たにしていました。また、ツアー全体を通して、日本では当たり前のことが外国ではそうではないということに驚きの連続でしたが、国際救援活動を行う上では、まずその国の歴史や文化などの背景を知ること、そして何よりも現地で暮らす人々の声を聴き、彼らがどう思っているのか・どう感じているのかを知ることがとても大切な第一歩であることを学びました。

あなたも国際救援活動に参加したいと思ったことはありませんか。でも、自分は国際救援に向いているのか分からない…、何をどうしたら国際救援に参加できるのか分からない…という方も多いはず。
百聞は一見に如かずという言葉の通り、支援の現場を見て、地域で活躍するボランティアさんや受益者の方々に会ってみませんか。きっとあなたの想像をはるかに超える貴重な出会いと忘れられない体験が待っています。このツアーは赤十字で働く方以外でも、英語が話せなくても参加できます。2019年度もこのスタディツアーを開催予定ですので、ぜひご参加ください!応募案内は、2019年5月~6月ごろ、当ホームページや大阪赤十字病院国際医療救援部の公式フェイスブックなどに掲載いたします。