院長のご挨拶

大阪赤十字病院院長 隠岐 尚吾

 大阪赤十字病院は明治42年に創立され、今年108年目を迎えます。地域の急性期総合病院として、高度専門診療に対する医療体制の充実に努力しています。がん診療、心筋梗塞・脳卒中などの救急診療、入院を中心とした専門診療を、医療事業の柱としています。入院患者数、手術件数、救急搬送数、診療圏などにおいて、全国的にも最大級の規模で診療を行っています。当院の特徴は、豊富な人材と診療の多様性です。一昨年以来、外来化学療法室を拡張し、放射線治療機器も最新の機器に更新しました。腫瘍内科、緩和ケア科を設置し、総合的ながん診療体制の充実を図っています。昨年度は最新の手術支援ロボット、ダ・ヴィンチを導入し、診療機能の向上に取り組んでいます。地域がん診療連携拠点病院、救命救急センター、大阪府地域周産期母子医療センター、大阪府指定災害拠点医療センター、基幹型研修指定病院、地域医療支援病院などに指定されています。また、日本赤十字社の国際医療拠点病院に指定され、毎年、医師、看護師など多職種の職員を国外に派遣し、医療支援活動を活発に行っています。

 団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向けての国の医療制度改革、「診療機能の分化と医療連携」が進められ、日本の医療は大きな転換期にあります。患者さんが地域で生活し、地域で完結する医療を支えるために、病院と地域の診療所などが一体となって連携することが、今後さらに重要になってきます。当院は地域の医療機関と積極的に交流を図り、紹介患者さんを受け入れ、治療後は、地域のかかりつけの先生と連携して治療を継続しています。

 患者さんや地域の医療機関に情報を発信し、当院の理念「人道、博愛の赤十字精神に基づき、すべての人の尊厳をまもり、心のかよう高度の医療」を目指して、職員一丸となって努力していく考えです。

 みなさまからのご意見、ご期待に少しでも応えられるよう、これまで以上に診療の質を高め、安全な医療の推進を図っていきたいと思います。当院の診療内容やご案内は、ホームページや広報誌に掲載しています。是非、ご参照いただきますようお願いします。

平成29年4月
病院長 隠岐尚吾